謎のブルジョア料理「ガランデンビイフ」
- 作者: 川端康成,中原淳一
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2011/10/05
- メディア: 文庫
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昭和10年代の小金持ちのお嬢さん気分で、「少女の友」に掲載されたこの、『乙女の港』を読みながら、
「私もこんな素敵なお姉さまがほしいわあ…」なんて思いを馳せる…
…という精神的コスプレをするための本
『親友』の方が面白かった
最初、『親友』よりも漢字が多いし、対象年齢が上なのかと思いきや、話の内容は『親友』の方が難しかった
『乙女の港』は、行間や登場人物の心理描写を読む本ではなく、「そういう世界観」を楽しむ本
それはさておき、
物語中に、「ガランデンビイフ」なる謎のブルジョア料理が登場する
巻末の解説によれば、「フランス料理のガランディーヌを指すと思われる」
?
ガランディーヌてなんぞ
さらに、「これは通常、骨と臓腑を抜いて開いた鶏で野菜や各種の挽肉を包み、だし汁で火を通した冷製料理をいう。ゆえにガランデンビーフとは、鶏のかわりに仔牛か牛肉で包んだものか、もしくは鶏で牛挽肉を包んだものかと想像される」
??
挽肉で包むくだりまでを考えると、ブラジル料理なんだけど…
検索したら、ビジホの朝食で洋食のおかずについてくるやつみたいなハムっぽいの出てくるし
私、百姓の血筋だから、こんなブルジョア料理全然ピンとこないよ…
しかも、ガランデンビイフをしつこく検索していたせいで、ネットのポップアップ広告、ハムだらけになったし