腑に落ちるとは
松本清張『点と線』
- 作者: 松本清張,風間完
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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松本清張、読みまくりである。
「『砂の器』の方が面白かったな…」と思って読んだら、最後に松本清張記念館館長人の「解題」で、
「刊行時、松本清張はあまり満足していなかったようだ。「あとがき」に「少々後味が悪い」とまで書いている。その理由は、「動機」を重視することを主張している自分が謎解きの方にウエイトをかけ過ぎたというものである」
と書いてあった。
ナルホドー
私にはこれが一番「繋がった…!」と思った。
松本清張の醍醐味は「動機」なんだね。
普段、こういう巻末の「あとがき」とか「解説」は読まないけど、読んで良かった。
読書って、こういうことか。笑