きばらしブログ

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亀嵩が遠い

松本清張砂の器(上)』の作中、登場人物が東京から島根県亀嵩に行くシーンがある。

砂の器〈上〉 (新潮文庫)

砂の器〈上〉 (新潮文庫)

――二十二時三十分発である。
(略)
「向こうには何時ごろ着きますの?」
(略)
「明日の夜、八時ごろだろうな」
「まあ、二十時間以上ね。ずいぶん遠いのね」――

22:30発→翌20:00着
ええっ…
昔はずいぶん大変だったんだなあと思って、東京から亀嵩までを乗り換え検索してみた。

22:30発だと、羽田→出雲の飛行機も東京→岡山の新幹線も終わっているので、名古屋まで夜行列車で行って、名古屋から岡山まで新幹線、岡山→宍道亀嵩で、なんだかんだで、亀嵩に翌12:38着
約13時間半
……。
…まあ、さすがに飛行機を使うのが一般的なので、飛行機を使うとすると、朝6:09東京発で羽田→出雲で飛行機を使えば亀嵩に12:38着
それでも6時間半(ちなみに、本来飛行機乗るなら空港での時間を考えて6:00より前の電車に乗った方がいい。)

さらに
作中では急行「出雲」に乗って移動しているので、それにならって「サンライズ出雲」に乗ると22:00東京発で、翌12:38

遠い(アクセスが悪い)ぞ、亀嵩…。

さて、私は(亀嵩には行ったことないけど)亀嵩の隣の横田に行ったことがある。
2年前だけど、横田から米子方面に出る道の道路事情が悪くて、山道を運転しなれない私はヒヤヒヤした。
でも、人は凄く親切だったので、なんならまた行きたいと思っている。